高身長フィジーカーの時代に?レイモント・エドモンズの目立つ三角筋

世界ボディビルダーズ連盟通称IFBBが毎年開催しているミスターオリンピア2019にて、フィジーク部門で優勝を果たしたレイモント・エドモンズ。

レイモント・エドモンズは、アメリカ合衆国で生まれ今年で年齢は33歳になります。

フィジーク競技に出会う前は高校、大学とバスケットボールに打ち込むスポーツマンでした。レイモントは、2014年に初めてフィジークコンテストに出場し、2015年にはすでにコンテストで優勝。IFBBフィジークのプロカードを獲得していました。

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高身長で小顔のレイモント・エドモンズ

レイモントは筋肉量もさることながら抜群のプロポーションを持っているため、フィジーク競技の才能の塊のような存在だと私は思います。

まずひとつ言えるのは圧倒的な高身長です。2018年のミスターオリンピアでチャンピオンに輝いたブランドン・ヘンドリクソンの身長は約172cmで、2014~2017年まで王者に君臨していたジェレミー・ブエンディアの身長は約173cmであると言われています。

そんな中、レイモントの身長は驚きの約188cmもあると言われています。ステージに並んだ時も他の選手と比べ頭1個分突出しているレイモントは誰が見ても存在感を放っています。

骨格プラス三角筋のボリュームが強み

レイモントのステージングを見ているとずば抜けて手足が長くとてもステージ映えする骨格をしています。その抜群のプロポーションにプラスして顔が非常に小さいです。

ミスターオリンピアに出場した他の選手達と比べても圧倒的に顔が小さいため、肩幅が異常に広く見えます。レイモントの強みはその優れた骨格プラス三角筋のボリュームだと私は思っています。

高身長フィジーカーの時代に?

三角筋がしっかり発達しているのでより肩幅の広さを増すことができます。レイモントは、2018年のミスターオリンピアでは王者ブランドン・ヘンドリクソンに一歩及ばず第2位という結果に終わっていました。

その敗戦から血の滲む努力を重ね、身体の仕上がりやポージングまで全てが2018年を遥かに凌駕しており、圧倒されました。
ミスターオリンピアのチャンピオンの身体がその年のフィジーク競技の指標になっていると言っても過言ではないので、高身長のプロフィジーカーがこれから世に排出されるのではないかと読んでいます。

骨格は努力してもレイモントのようになるのは不可能ですが、トレーニングをして筋肉を付けることで少しでも近づくことはできると思っています。

三角筋を鍛えるインクラインサイドレイズ

三角筋の中部は肩の真横にある筋肉です。基本的に腕を真横に上げる動作で働きます。

ここの筋肉を鍛えることによって前から見たときの肩の張り出しが増すため肩幅が広くなり、たくましい肩まわりを手に入れることができます。

三角筋中部を鍛えるトレーニングは基本的にサイドレイズかアップライトローなどが挙げられますが、サイドレイズを少しアレンジした、インクラインサイドレイズという種目があります。

インクラインベンチを30度ぐらいの角度に設定してに横になりサイドレイズを行います。

通常のサイドレイズでは筋肉をストレッチさせることは困難ですが、インクラインサイドレイズではストレッチをかけることができます。

僧帽筋による代償動作も出にくく三角筋中部にダイレクトな刺激を入れることができます。

肘は軽く曲げて上腕が床と並行になるところまで上げます。重量はなるべく軽くして、反動を使わないように行います。

私は15回できる重さで5セット行っています。強烈なパンプが三角筋を襲ってくれます。

(文・りょー)