有名なボディビルディング・フィジークコンテストであるアーノルドクラシックのメンズフィジーク部門で3連覇を達成した、アンドレファーガソン選手。
アンドレファーガソンは、アーノルドクラシックの3連覇の他にも、最高峰のコンテストミスターオリンピアにおいて、2017年と2019年に2位という輝かしい記録を持っています。
そんな素晴らしい肉体をもってしてもいまだミスターオリンピアのてっぺんには立てていません。しかし、彼なら2020年のミスターオリンピアにおいて必ず優勝すると信じています。
初コンテストで優勝!アンドレファーガソンとは
アンドレファーガソン選手は身長が175cmでオフの体重は約88kgで、オンの体重が約83kgです。減量幅としては、約5kgなので、オフの期間でも彫刻のような身体をしています。
2013年に初めてコンテストに出場しましたが、初のコンテストでいきなり優勝を納めるほどの実力を持っています。初のコンテストを終えた翌年の2014年には早くもIFBBフィジークプロになりました。
ここ最近は、日本選手も何人かの方々がIFBBフィジークプロになっています。そうした人達が何年もかけて念願のプロになっていたのを見ていたので、競技歴1年弱でIFBBフィジークプロになったアンドレファーガソン選手は本当に凄まじいポテンシャルの持ち主だと驚きました。
プロの選手しか出れないプロ選においても勝ちを積み重ねています。アンドレファーガソンはフィジーク競技を始める前は、レスリングをしていたようで、レスリングにおいても負けたことがほとんどなかったようです。
レスリングでバランスよく鍛えた肉体にウエイトトレーニングを掛け合わせて今の肉体が作られたんだなと思いました。
見栄えのよい腹筋の条件
アンドレファーガソン選手はオフでも彫刻のような身体をしており、なかでもその腹筋は見事です。
腹直筋は、誰しもが知っている最もメジャーな筋肉でいわゆる腹筋と言われる筋肉を構成している筋肉の一つです。
腹直筋が綺麗にボコボコしている人のことを腹筋が割れていると良く言いますが、実は、どんなに太っている人だろうと筋肉が少ない人だろうとみんな腹筋は割れています。
では、なぜ腹直筋が見えない人がいるのかというとそれは体脂肪に埋もれているためです。
なので、食事制限を徹底して体脂肪量を減らせば自ずと腹直筋は姿を現してくれます。
しかし、全く腹筋を鍛えていない人と腹筋を鍛えている人の腹筋では、腹直筋一つ一つのブロックの大きさや溝の深さ、見栄えが変わってきます。
みなさんは、ダイエットをする時に腹直筋を鍛えれば痩せると思っている人がいますが、腹直筋を鍛えただけでは痩せません。痩せた後の腹筋の見え方をよくするために腹直筋を鍛えるのです。
腹筋を鍛えることで基礎代謝が上がったり、腰痛や姿勢の改善などさまざまなメリットがあります。
腹直筋を鍛えるアブローラーのやり方
腹直筋の具体的なトレーニング種目としては、アブローラーをお勧めします。
アブローラーを用いた腹直筋のトレーニングは最近主流となってきて、ジムや家で多くの人が行っているのをよく目にします。
アブローラーのやり方は主に2種類あり、立った状態でコロコロする通称立ちコロと呼ばれるものと、膝をついた状態でコロコロする通称膝コロです。
私がオススメするのは、後者の膝コロです。立ちコロの動作自体トレーニング初心者には行えないぐらいレベルが高いもので、無理に行えば腹直筋以外に刺激が逃げてしまったり、腰痛を引き起こす可能性すら出てきます。
なので、安全に効果的に腹直筋に刺激を集中させることのできる膝コロから始めるのが良いでしょう。
回数としては10回~15回をなるべくゆっくり繰り返し行い3セット行います。私はインターバル1分で行っています。腹直筋は、筋肉の回復が速い部位なので2日に1回ぐらいの高頻度で行うことができます。
アンドレファーガソンのようなバランスの良い身体を目指す
アンドレファーガソンの持ち味といえば、左右対象でどの部位にもバランスよく丸みのある筋肉。中でもミッドセクションと言われる腹直筋の形が非常に綺麗です。
アンドレファーガソンのトレーニングの特徴としては、色々なトレーニングを組み合わせて多様な刺激を身体に入れる点があげられます。
私も彼のトレーニングや食事を参考にして、左右対象で綺麗な肉体を作り上げていきゆくゆくは、IFBBフィジークプロになり彼らと肩を並べたいなと思っています。
(文・りょー)