私は、中学校から高校までラグビーをしておりました。
ラグビーというのは15人対15人で戦うコンタクトスポーツです。体をぶつけあうスポーツなので、いかに筋肉をつけていくかが重要なスポーツになっています。
当たり前のように筋トレがトレーニングとして組み込まれています。筋肉の話で言えば、全身くまなく発達します。というよりも、発達させなければいけないのです。
ラグビーでは、筋肉量は身を守る盾になります。筋肉がつくことによりケガが防げる可能性が高まります。
そんなスポーツなのですが、体のどこの部分が一番発達するかというと、それは太ももです。
太ももはラグビー選手のプライド
太ももが発達することがラグビーをやる人間においてのプライドであり、ステータスなのです。
実際に、太ももの太さで相手と優劣を競う場面もあります。
誰々の足の太さがすごいといった話や、「足が細いから押し負けるんだ」といった会話などがなされています。
それだけ脚の筋肉が重要であり、競技としての特性上、発達しやすい筋肉でもあるということ。
ラグビーでタックルに入る際に、重要なのは脚の筋肉です。脚の筋肉がないとうまく相手の選手を持ち上げることも倒すこともできません。
なので、選手はみな脚を鍛えまくります。
タイヤとスクワットで下半身を鍛えるラグビー選手
下半身の筋トレをくまなくやり、時には砂の運動場で2トントラックのタイヤを押しながら鍛えました。
スクラムという肉弾でボールを争奪するフォーメーションの姿勢をキープしつつ、2トンのタイヤをもくもくと押し続ける筋力トレーニングは昭和を感じさせつつも、コストのかからない効果的なトレーニングのように思えます。他のスポーツでは、なかなか体験できないトレーニング方法でしょう。
そのほかにも、トレーニングルームでバーベルを使いしっかりとスクワットを行っておりました。
スクワットは、しっかりとした姿勢で足を曲げることにより、より効果的に下半身全体の強化につながります。
スクワットのメリット
ラグビーを経験していない一般の方がスクワットをやることのメリットとして、脚の筋肉を鍛えることにより痩せやすい体質になる、というのも挙げられるでしょう。
人間の筋肉量からみて脚の筋肉は全体の70%にも及びます。人間の体には基礎代謝という仕組みがあります。基礎代謝というのは、何もしていない状態で消費するエネルギーと考えてもらえばわかりやすいかと思います。筋トレを行い筋肉量が増えると、基礎代謝が増えます。
つまり、ただ生きているだけでカロリーが消費され、痩せていくということです。筋肉量の多い脚の筋肉を刺激して筋肥大させていくことにより、自身の基礎代謝量が増えおいしい食事を多く食べたとしてもそう簡単には太らない体になります。
ちなみに、脚の筋肉を鍛えることにより体全体のシルエットがきれいになるので、太りにくく美しい体形が手に入ります。
スクワットで「脚が太くなる」心配はない
「スクワットすると脚が太くなって見た目が悪くなるのではないか」と心配する人がいるかと思いますが、はっきり言ってそう簡単に脚は太くなりません。
ラグビーを経験して長い間脚の筋肉を育ててきた人間が言うのだから間違いないと思ってください。脚の筋肉を発達させるのにどれだけの労力がかかるかというと、自分の人生をいまからすべて筋トレに捧げてはじめて太いといわれる太ももの筋肉量が手に入ります。
ちょっとやそっとマシンや自重トレーニングで脚を鍛えてますぐらいでは太くならないので安心してください。
スクワットをして脚の筋肉を鍛えることによるメリットとして、太りにくい体が手に入ることと引き締まった美しいシルエットの体形を手に入れることができます。