日本ボディビル界で超新星の如く現れた若干19歳の日本体育大学現役学生が相澤隼人選手です。
相澤隼人選手は、2019年に行われた日本クラス別ボディビル選手権大会に19歳で出場し、波いる強豪を次々に倒して見事4位に入賞しました。
19歳にしてもはや全日本のトップビルダーたちに引けを取らない肉体をしており、ポージングもとても圧巻で19歳とは思えない完成度でした。
学生ボディビル優勝の相澤隼人とは
相澤隼人選手は、関東学生ボディビル選手権にも出場しており、他の学生を寄せ付けない圧巻の優勝を成し遂げました。
学生ボディビルの大会には、部位ごとに表彰があるのですが、腹筋部門以外は全て相澤隼人選手が制して完璧な勝利を収めていました。
相澤隼人選手を知ったきっかけは、フジテレビの未来モンスターという番組でした。
当時まだ高校生だった相澤隼人選手の世界ジュニアボディビル選手権大会に密着するという内容でした。当時も高校生離れした肉体をしており、自分よりも歳上の外国人選手と接戦を繰り広げていました。
私が、相澤隼人選手の身体の部位で一番注目していたのが、大臀筋です。
相澤隼人選手の大臀筋は絵で描いたように綺麗にくっきり見えます。減量がとても上手ということもあるでしょうが、ほかの選手と比べても大臀筋のインパクトは凄まじいものがあります。
相当な努力の結晶であると私は思います。19歳でそれほどのトレーニングを続けられている精神力には驚かされます。相澤隼人選手の今後の活躍にとても期待しています。
大殿筋を鍛えるメリット
大臀筋は、お尻についているとても大きな筋肉です。大臀筋はどちらかというと女性が好んで鍛えているイメージがあります。
大臀筋を鍛えるメリットとしては、とても大きな筋肉なので、大臀筋を刺激し、大きくすることで基礎代謝が上がり、痩せやすく太りにくい身体を作れること。また、大臀筋はお尻の全体を包んでいる筋肉なので、意識して鍛えることで、お尻を形よく引き締めることができます。
大臀筋をしっかり肥大させることでお尻の肉が上に持ち上がり、お尻周りのたるみをなくすことができ、張りのあるお尻を作ることができますし、脚を長く見せることもできます。
腰痛もちの人でも大臀筋を鍛えれば、骨盤を正しい位置に戻すことも期待できます。このように、大臀筋を鍛えることは、ダイエット効果やお尻の引き締め効果、腰痛緩和にも大きな効果をもたらします。
大殿筋を鍛えるブルガリアンスクワットのやり方
大殿筋を鍛える具体的なトレーニング種目としては、ブルガリアンスクワットがよいでしょう。
大臀筋を鍛える種目には、ワイドスタンスのスクワットやワイドスタンスのレッグプレスなどがありますが、私がお勧めするブルガリアンスクワットは、上記のトレーニング種目よりも、大臀筋に強い刺激を与えることができると思います。
ブルガリアンスクワットの特長は片足立ちになるところです。左右の足を前後に開くところはランジとも似ていますが、ブルガリアンスクワットの場合、後ろ側の足はバランスをとるためにほんの僅かに使うだけなので、実質的に前側の脚に負荷が集中します。片足立ちでも安定して動作を続けるためには、お尻周辺の筋肉群がバランスを支えるために使われる必要があります。ブルガリアンスクワットで大殿筋がしっかりと刺激される理由です。
ブルガリアンスクワットのやり方は、片方の脚を一歩前に踏み出し、もう片方の脚は後方に設置したベンチ台などに乗せます。
一歩前に踏み出した方の膝を曲げた時の角度が床と並行になるぐらいまで身体を下ろしていきます。床と平行になったら元の状態に戻り1回とカウントします。
初めのうちは、何も持たない状態の自重で行い、回数をこなせるようになってからダンベルを両手に持ち負荷を調節しながら行っていきます。
ブルガリアンスクワットを行う際は、背中を丸めずに胸を張った状態で行い、一歩前に出した脚の膝がつま先よりも前に出ないようにして行います。膝を前に出した場合はお尻側よりも太ももの前側(大腿四頭筋)が主に使われることになるからです。
回数としては、10回~12回を左右3セットずつ行い、週に2~3回行えると効果的に大臀筋を鍛えることができるでしょう。
(文・りょー)