「なんだ、この人は」
エドワード加藤選手に憧れたのはその衝撃から始まりました。
私は筋トレを初めて2年目になります。そして2019年、フィジークというボディメイクの大会にも出場しました。
フィジークL字ウォークで見たエドワード加藤
私が筋トレ1年目の時に、YouTubeでフィジークのポージングを調べて見ていました。
フィジークにはL字ウォークというものがあります。L字ウォークとは舞台袖から選手が呼ばれその名の通りL字に沿ってポージングを審査員に見せる行為です。
そこで、私は何人かの選手を見ました。しかし、誰も私の目からはかっこいいと思う人はいませんでした。そんな時、異彩を放つ選手が出てきました。そう、それがエドワード加藤選手です。
エドワード加藤の印象的な肩
ステージに登場するやいやなや、彼は眩しいばかりの爽やかな笑顔でポージングをとっていました。
そして、何よりポージングをとっているときの彼の丸い肩がとても印象的でした。こんな肩をしている人は初めて見ました。彼のような肩のことをメロン肩というそうです。
それから私は彼について色々調べていきました。まずは、インスタを調べました。そこには、彼のプライベートの写真が数多くアップされていました。そして、そこでもまた彼に衝撃を抱きました。なぜなら彼のファッションセンスの高さに驚いたからです。
彼は筋肉だけでなくファッションセンスも一流です。それから私も彼のファッションを真似するようになりました。
会社経営者でもあるエドワード加藤
そして、私が彼に憧れる理由としてはもう一つあります。
それは見た目だけでなく経営者としても数々の実績があるところです。彼は現在27歳という若さで2つの会社の社長です。
1つ目は「ビヨンドジム」というジムの経営者です。このジムは会員制のパーソナルジムで全国に現在11店舗もあります。
そして、会員の方も日本の人気女性モデルの方などが通われてまいます。トレーナーの方もボディメイクの大会で全国トップレベルの実績の方々が指導しています。
そして、2つ目は「LYFT」というアパレルブランドを経営しています。このアパレルはトレーニングウェアなどを中心に販売しております。彼のファッションセンスを最大限に活かして開発された数々のアパレルは日本のフィットネスウェアでも大人気のブランドです。
現在、彼は日本のフィットネス界ではカリスマ的な存在です。その理由としては、やはり彼の行動力の高さがあると思います。私も色々なことに挑戦し、いつか彼のような存在になりたいと思うようになりました。
パーソナルトレーニングを受け、フィジークに出場
フィジークに出場するにあたり、ボディビルダーの方の肩のパーソナルトレーニングを受けました。
なぜ肩なのかというと、フィジークという競技では、逆三角形の体が審査で高い評価を得ます。特に肩は逆三角形の体に見せるためにはとても重要な部位になるというのが主な理由です。
私を指導してくださるボディビルダーの方自身も肩を武器にしている選手で、その上、フィジーク大会の審査員もされているので、フィジークの競技特性をよく理解しています。パーソナルトレーニングを受けるにふさわしい方だと思いました。
この方も、フィジークで大事なのは肩、特に肩のサイドが重要とおっしゃっていました。
肩を発達させるシーテッドサイドレイズのやり方
肩を発達させるために一番大切な種目は「シーテッドサイドレイズ」と教わりました。
シーテッドサイドレイズのやり方はまず最初にベンチに浅く座ります。そして、背中は丸めた状態であごを少しあげます。次にダンベルを小指側から真横にあげます。
この際ダンベルを挙げる時にあごを引きお腹に力を入れます。お腹に力を入れる理由は腰の怪我を防ぐためです。
シーテッドサイドレイズのメリット
シーテッドサイドレイズを行うメリットとしてはやはり、背中を丸めやすく肩甲骨に刺激が逃げずに肩にピンポイントに刺激が入ることです。
1回のセットに15回あげれる重さを目安で行います。セット数は決めずに肩に効き続けるまで行う、と言われました。
この方は、血液検査を行なった結果遅筋線維の割合が多いため回数も高回数で行うようにしているとおっしゃっていました。そして私自身も低回数より15回などの高回数のほうが筋肉に刺激がいくため回数はすべての種目15回で行なっています。
肩のトレーニングは週に1回行っています。週に何回も1つの部位をするのではなく、どれだけ1回のトレーニングで追い込めれるかが大切と教わりました。
ボディビルダーのパーソナルトレーニングを受けてから2カ月ほどたち、以前よりも肩が発達し、その上、体の変化だけでなくトレーニングに対する考え方を学ぶことができました。
さて、今回は肩の筋肉にフォーカスしましたが、他にも重要な部位はあります。ボディビルダーの方からは、「多くの選手が見落としがちなのが上腕三頭筋。トップ選手はここの張り出しが強いのでアウトラインの見栄えもよく見える」とアドバイスをいただきました。今後の課題にしたいと思います。
(文・ヒグタク)