ボディメイクに脚トレは必要?竹本直人の高重量スクワットに学べ

竹本直人さんのことは、筋トレ系YouTuberのカネキンさんとのコラボ動画で初めて知りました。

よく調べてみると、竹本選手は日本人ではじめてのIFBBフィジークのプロ選手になられた方で、マットレスのAiRや、マッスルデリなど名だたる企業やブランドと契約されています。

日本人でもフィットネス業界で商売をやっていけるということを示された人物でもあります。

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高重量のスクワットを行う竹本直人

竹本直人さんは、フィジーク選手が苦手だと言われるスクワットをとてもきれいなフォームで、200キロを超える凄まじい重量で軽々とされていたことから記憶に焼き付きました。

脚のトレーニングは様々な理由で嫌がられることが多いです。脚を露出して審査を行うボディビルとは異なり、フィジークでは脚が隠れるので脚のトレーニングはそこまでハードに行わないというイメージがあります。

しかし、竹本直人さんほどの競技者になると、脚もしっかりと鍛え上げています。ボディメイクを目的に筋トレをしていると脚は後回しにしがちですが、竹本さんの脚トレから学べることは多いと思います。

敬遠されがちだがメリットの多い脚トレ

脚トレは、「しんどい、つらい」「足が太くなると服がカッコよく着れない」「脚のトレーニングをするなら上半身に力を使いたい」などの理由で嫌われています。

しかし、筋トレをして身体を大きくしたり、引き締めるために、脚のトレーニングは欠かせません。

その理由として、「人体の筋肉の3分の1は脚に集中している」ことが挙げられます。

まず、人間の基礎代謝を考えた時、筋肉の細胞1kgを維持するためには1日13kcalが必要になります。これだけを聞くと「筋トレをしてもたいして代謝は増えないのでは?」と思われるでしょう。

しかし、「筋トレをすると代謝が上がる」という根拠は、筋肉を維持するための基礎代謝の向上ではなく、運動後、筋肉を回復させる時の代謝の向上が重要な鍵を握っているのです。

運動後過剰酸素消費量(EPOC)のダイエット効果とは

運動後、筋肉回復の為に大量に酸素が消費され代謝が上がる現象を「運動後過剰酸素消費量(EPOC)」と呼びます。

このEPOCは筋肉の大きさに比例して上がっていきますが、当然、大きな筋肉の揃っている脚のトレーニング後に最大値を示します。

つまり、脚のトレーニングを行うことはダイエットにも非常に有効であると言えるのです。

また、筋力トレーニングを行うことで男性ホルモン(テストステロン)や成長ホルモンが分泌され、特に大きな筋肉を動員するトレーニングをしたときに顕著に分泌量が増えることが分かっています。

脚のトレーニングを行うことは、単純に脚の筋肉を太く引き締めるだけでなく、全身の筋肉にも影響を与え、ダイエット効果が高まることが分かります。

重量を意識したバーベルスクワットのやり方

脚のトレーニングで圧倒的におススメなのは「バーベルスクワット」です。

ここでスクワットをおすすめるのは、竹本直人さんのカネキンさんとのコラボ動画で凄まじいスクワットに魅了されたことも理由のひとつですが、私自身の経験からもスクワットに勝る脚トレは存在しないと考えています。

スクワットは「トレーニングの王様」とも呼ばれ、この人生で何か一つしかトレーニングができないとしたら迷わず「スクワット」を選ぶべき!と言えるほどの種目です。

初級者向けのバーベルスクワットのやり方

スクワットを行う場合の頻度や回数に関しては、自分の体重の1.2倍の重量でセットを組めるようになるまでは、8回×3セットを基本に、週に2回行います。

8回×3セットがこなせるようになったら次回のトレーニングでは2.5~5kg程度ずつ重りを増やしてください。

中級者以上の停滞打破にマンデルブロ・トレーニング

自分の体重の1.2倍以上の重量でセットが組めるようになり、重量の伸びが悪くなった場合、打開策は様々ありますが、私は山本義則さんが提唱されている「マンデルブロ・トレーニング」をおすすめします。

この方法は、毎回のトレーニングで重量と回数に波を付ける方法で、面白いように重量が伸び、筋肉が付くのが分かると思います。

スクワットは正確なフォームを習得するのが比較的難しい種目です。少しでも間違ったフォームや力の入れ方をすると怪我の元にもなりかねません。はじめのうちはトレーナーに見てもらい、無理な重量は使用せず、安全に行うようにしましょう。

(文・colon323)

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