私は5歳~22歳の大学卒業まで、水泳に励んでいました。
専門種目は個人メドレーで、バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、クロールを順番に泳ぐ種目です。
近年では、萩野公介選手や瀬戸大也選手がオリンピックや世界大会でメダルを獲得するなど、注目が高まっている種目です。
水泳は「生涯スポーツ」と言われており、赤ちゃんからお年寄りまで、幅広い年齢層の方が携わることのできるスポーツです。
日本にはたくさんのプールがあり、気軽に始めやすいスポーツでもあります。
この水泳を「筋トレ」の観点から見たとき、重要になる要素は何でしょうか。
水泳で重要になるのは腹筋
水泳は全身運動であり、腕の筋肉、脚の筋肉はもちろん重要ですが、中でも重要になってくる筋肉はなんと言っても「腹筋」です。
そのため、水泳選手は腹筋がとても強く、発達しやすいです。
水の抵抗は空気の抵抗の10倍~40倍と言われており、少しの抵抗がスピードを大きく低下させてしまいます。腹筋が弱くなってしまうと水の抵抗を多く受ける姿勢になるため、泳ぎのスピードが落ちてしまいます。
その水の抵抗をできるだけ受けないようにするため、腹筋を鍛えるのです。
また、腹筋を鍛えることで腕や脚だけの力ではなく、全身を使って水を捉え、力強い泳ぎができるようになります。
付け加えると、水泳は体の筋肉だけでなく心肺機能も向上します。そのため代謝も向上し、痩せやすく太りにくい体になることや体の免疫力も高まり、風邪などの病気にかかりにくい体になるとも言われています。
水泳に必要な腹筋を鍛えるレッグアップのやり方
腹筋を鍛えるために、様々なトレーニングを行ってきましたが、中でも「レッグアップ」という腹筋のトレーニングは効果があります。
これは主に腹筋の下部を鍛えるトレーニングで、誰でもできる簡単なトレーニングです。
やり方は簡単で、まず仰向けに寝ます。そこから脚を天井と垂直になるように上げ、腰が少し浮くくらいまで脚をゆっくり上げます。
3秒かけて上げ、3秒かけて下ろします。
手は少し広げ、手の平を床につけてトレーニングを行ってください。
少し楽だと感じた方は頭の後ろで手を組み、脚の上下を行ってください。
呼吸は脚を上げるときに吐き、下ろすときに吸います。
下ろした反動を使って脚を上げないよう、ゆっくりとトレーニングを行ってください。
回数は10回×3セットを目安に、無理のない回数で行いましょう。
腹筋の下の方を意識し、腰を痛めないようゆっくりと行ってください。
大切なポイントは「ゆっくりと少しだけ上げる」ということです。
脚を高く上げればいいというわけではないため、「腰が少し浮くくらい」上げることが大切です。
ポッコリお腹の引き締めにも
「レッグアップ」を行うと、ポッコリお腹がスッキリと、そして夢の6パックの腹筋に近づけます。
特に脂肪が落ちにくいと言われている下部の腹筋を鍛え、脂肪を燃焼させることができます。
また、お腹周りがスッキリするため、過去に購入したが太ってしまい履けなくなったジーンズなどが履けるようになり、お出かけするのが楽しくなるかも知れません。
見た目の変化だけではなく腰痛の予防にも効果的です。腰痛の多くは姿勢が悪いことや腹筋が弱いことから引き起こされるため、腹筋を鍛えておくと姿勢が良くなり、腰痛を起こしにくい体に近付きます。「レッグアップ」で健康的でかっこいい体を手に入れましょう。