とがわ愛に筋トレを学ぶ…太ももの隙間を作るワイドスクワットの方法

ある日、太ももの隙間が消滅したことに気付き、ハッとした。

もっと若い頃は隙間があったような気がする。体重はさほど変わらないのに、なんとなくパンツスタイルがもっさりとして、格好悪い。これはどうしたら…と思っていたところ、ツイッターのタイムラインにステキなおみ足の女性の画像が流れてきた。

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「はじめてのやせ筋トレ」の著者・とがわ愛さん

彼女はとがわ愛さんと言って、女性が鍛えるとがっちりした印象になる筋肉と、女性が鍛えるとスタイル良くみえる筋肉を分かりやすくイラスト入りで解説した本を出してヒットした方である。

御本人も以前は運動大嫌いなぽっちゃり体型だったとか。それが筋トレで10キロ痩せ、女性らしい美しい筋肉が付いたミラクルボディに変身したのである。

早速本屋にてその本を求め、脚トレのページを真っ先に開いた。彼女曰く、普通のスクワットだと太もも前側に筋肉が張り出し、どうしてもゴツい印象になるという。

女性が鍛えるべきは太もも内側と、太もも後ろ側(ハムストリング)、とあった。

パンツスタイルが似合わない土偶体型は嫌だ

太ももの内側と後ろ側を鍛えた方がいいというのは、経験からも納得のいくものだった。

太もも内側がたるむとどうなるか。パンツスタイルが似合わなくなる。デニムに変なシワが入り、ズドンとした土偶体型になるのだ。

ハムストリングがたるんでいてもやはりパンツスタイルの後ろ姿がカッコ悪くなる。お尻と太ももが一体化したようにのっぺりとなり、おばさんの印象が強まる。

ちなみにハムストリングは股関節の動きに大きく関わっているために、スポーツのパフォーマンスが上がったり、大臀筋を補佐する役割もあるためヒップアップも見込めるとのこと。

体の中でも大きい筋肉だし、歳をとってからも下半身の筋力を鍛えておくと転倒による怪我の防止にもなる。

見た目もだが、私も老後が気になる年頃なので、履けなくなったデニムを履くために、そして足腰強くワイルドな老女になるために、とがわ愛さんの著書に出てくるワイドスクワットを試してみようと思ったのである。

ワイドスクワットのやり方

ワイドスクワットが普通のスクワットと違うところは、足を肩幅より多めに広げ、つま先を出来るだけ外側に向ける点だ。膝の向きもつま先に倣い、いわゆるがにまたの状態でスクワットをするのである。

普通のスクワットと同様に下半身を全体的に鍛えることができ、とくに太ももの内側(内転筋)の負荷が強くなるのが特長。別名「スモウスクワット」というだけあって、なるほど相撲の四股の形にも似ている。

ワイドスクワットのポイントは、重心をかかとに置くこと。かかとが浮いてしまうと太ももの前に効いてしまいゴツい太ももになる。必ずかかとはつけたまま、ゆっくりと床と太ももが平行になるところまで腰を落とす。

その体勢で2秒ほどキープしてからもとの体勢に戻るが、ポイントは膝を伸ばしきる前にまた腰を落とすことである。

こうすると、太ももに与える負荷を逃がすことなく鍛えられる。伸ばしきらずに筋肉に断続的に負荷を与えるこの方法は、専門家の間で「ノンロック法」と呼ばれるそうだ。

動きはあくまでゆっくりと、太ももにビリビリとした刺激が来るように。

ワイドスクワット1カ月で太ももの隙間が!

見た目は地味だが、やって見るとかなりきつい。

がにまたになること自体が股関節が硬くなりつつある中年の私にはきつく、初日は10回を2セット半ばでダウン。やったあとは太もも内側から裏側、お尻のあたりがだるくなり、効いてるのを実感した。

次の日の筋肉痛が予想通りきつかったが、夜の筋トレ以外に昼休みや料理中など、隙間時間でちょこちょこやるうちに、安定感が出てきた。

そして目に見えて見た目が変化してきた。最初はワイドスクワットを始めて二週間ほどで太もも真ん中あたりに隙間が出来た。そして1カ月も経つころには、足の付け根まで綺麗な隙間が出来たのである。

サイズを測ると周囲のサイズが52センチあったものが、48センチになっていた。ただ細くなったのではなく筋肉が付いて引き締まりメリハリのある脚になった。

恐る恐る件のデニムを履いたところ、するっとはいった。たかが1カ月で驚きである。心なしかお尻も上がり、しゃがんだり立ったりの動作が軽やかになった。

見た目だけではなく使える筋肉が付き非常に満足であった。スクワットは道具も要らず、場所も取らないので隙間時間で出来る。動作もツボを抑えれば簡単だ。

足腰を鍛え美しい老人になるために、ぜひ女性にはこのワイドスクワットをお勧めしたい。

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